紺綸子地松竹梅鶴模様振袖
Rinzu Fabric, Navy Blue Long-sleeved Kimono designed with Pine, Bamboo and Plum
- 資料番号/Collection ID
- 07200134
- 大分類/Category
- 工芸品 / Craft
- 小分類/Sub Category
- 染織
- 種別/Type
- 衣服
- 年代
Creation Date
- 江戸後期 19世紀
- 員数/Number
- 1領
- 法量/Size
- 157.0cm x 121.0cm
- 解説/Description
- 中に松、裾や袖の下の部分に竹、前面に梅の枝を散らし、松竹梅を表している。松には根がついており、「根引きの松」でもあることがわかる。
新年の初めの子の日に、まだ小さな松を引き抜いてその強い生命力にあやかろうと願う「小松引き」という行事がある。抜いた松は持ち帰り、長寿の願いを込めて飾る。これが「根引きの松」である。「根引きの松」は、門松のルーツともいわれている。 松の間には、鶴がゆったりと飛んでいる。小さな鶴であるが、金糸、紅、萌葱(もえぎ)の刺繍を加え、色あざやかに表している。裕福な商家の若い女性の晴れ着だったのであろうか。華美ではないものの、新春らしい華やかさと清々しさにあふれている。